年−月号 | 表紙 | 主な記事 | 内容の一部紹介(大きな画像ファイル(70〜80KB)です) |
1966−8 | ![]() |
保安週間記念懸賞入選発表
金属非金属鉱山の落ばんによる死亡災害 松尾鉱山の露天掘採掘 |
金属、非金属鉱山の落ばんによる死亡災害について昭和41年1月から6月までの全国における金属、非金属鉱山の死亡事故の特色は中小鉱山の落ばん災害の増加であります。このため落ばんによる死亡者は前年同期9名に対し、14名と5名増加しており、今後も増加の傾向にあります。 |
1967−4 | ![]() |
昭和42年度監督指導方針
機関車と障害物(漏斗)との安全間隔確保 昭和41年管内鉱山保安状況 昭和42年度担当鉱山一覧表 スエーデンの鉱山 |
機関車と障害物(漏斗)との安全間隔確保について最近運搬合理化により従来の手押運搬坑道を機関車運転軌道に変更したり、機械化掘進等のため切羽末端まで機関車を導入する鉱山が多くなっており、その延長は年々増加の一途を辿っております。これらの機関車軌道の認可の際は、機関車と障害物との挟撃災害を防止するため、基準に基づいて厳格に審査し機関車と障害物との間隔が基準どおり確保されるものについて認可しています。 |
1967−5 | ![]() |
松尾鉱山の硫黄製錬の変遷
尾去沢鉱山のグランピー用坑井つい落防止 FM式ロープ張力測定装置による張力測定 昭和42年度保安優良表彰者 41年の落ばん災害の分析 |
発破終了後の処置と火薬類の管理について金属鉱山等保安規則第148条第2項の規定により発破係有資格者に同条第4項に保安係員はそれを確認しなければならないと規定してありますが、保安係員が必ず再確認してからでなければ発破終了の解除ができないでしょうか?例えば、導火線で小割発破を行い15分経過有資格者が発破箇所の検査をし、異状がないことを確認したが、その後保安係員が発破箇所に行って再確認しなければ発破の警戒を解除し、従業員を発破箇所に近寄らせてはならないのですか。 |
1967−6 | ![]() |
新電気事業法の公布に伴う保安規則の改正
本年の死亡災害 岩石の偏光性を用いた粉じんの混入率の算定 花岡鉱山松峯立坑エレベーター 人間を中心とした保安対策 保安週間実施要領 |
岩石の偏光性を用いた粉じんの混入率の算定について金属鉱山等の坑内における発生粉じんの濃度測定時に共存する水滴粒子や煙、フュームなどは、多くの場合測定値に影響を及ぼし、有害度の判定に苦しむことが多い。特に日常測定法として採用されている個数計数法(サーマルプレシピテーター法、労研式じん埃計法、粉研式コニメーター法など)や比較計測法(チンダロスコープ法、光透過法、その他光比色法など)においては、これら共存する各種粉粒子の影響が大きく、測定主目的である鉱、岩石じんの濃度を過大評価することが多い。 |
1967−7 | ![]() |
自走シールド支保を使用したトップスライシング採鉱法の改善
掘さく泥水の話 フィリピン雑感 |
板谷鉱山の墜落災害について1.概況索道支柱のローラー等の金具等が摩耗したので、これを取替えるべく支柱上で作業中、滑車、ヒッパラーを取り付けた坊主(杉丸太)が突然根元から折れたためその反動で地上に墜落し罹災した。 2.災害発生年月日 昭和42年1月11日8時25分頃 3.災害発生箇所 索道27号支柱 4.罹災者 直轄 注油夫 S 32才 重傷(3ヶ月) ・・・ |
1967−8 | ![]() |
環境の酸素欠乏
掘さく泥水の話 保安週間入選作文 |
高玉鉱山における立坑ケージによる災害について1.概要プラットマンが立坑に入り、ケージとケージ受台との間に挟まれて罹災した。 2.災害発生年月日時 昭和42年3月22日13時10分頃 3.災害発生箇所 第5立坑内(三盛坑地並) 4.罹災者 運搬員 48才 死亡 ・・・ |
1967−9 | ![]() |
気中酸素濃度の測定法
掘さく泥水の話(三) 保安週間入選作文 |
小坂鉱山における埋没災害1.概要90L上部の採掘跡にズリを充填中、90L坑道が踏前竜頭と共に約10mに亘って崩壊し、100L坑井内で作業中のものが埋没した。 2.災害発生年月日時 昭和42年4月7日14時20分頃 3.災害発生箇所 100L中段東1号坑井入道内 4.罹災者 ポンプ員(請負組夫)40才 死亡 ・・・ |
1967−10 | ![]() |
掘さく泥水の話(四)
保安週間入選作文 レックドリル操作要領(終) |
保安週間入選作文田老小六年赤組 千葉圭一ぼくは、父に二の方の時はいつも弁当を運んでいる。そして一ヶ月半位前に、全山無さい害日数と書いてあるけいじ板に目をつけるようになった。その時は二十何日となっていた。その日からだ。けいじ板に目をつけるようになったのは。ぼくは持っていくたびに、何日になっているかが楽しみだった。 聞いたところによると、前の記録は、四十何日だったそうです。今度は果して何日続くだろう。 |
1967−11 | ![]() |
警告・・・・・・重大災害の防止について
中段鉄筋モルタル本棚について 保安教育について 私の職場の自主保安 |
仙台管内9月中における重要災害新城川(石油)/9.3/その他/重傷1千貴森(亜炭)/9.4/落ばん/重傷1 野田玉川(マンガン)/9.4/ロープ切断/罹災者なし 尾太(鉛亜鉛)/9.11/発破のため/死亡1 千貴森(亜炭)/9.14/落ばん/重傷1 花輪(銅硫化)/9.26/つい落/重傷1 小坂(銅)/9.27/運搬装置その他/重傷1 松尾(硫黄)/9.28/運搬その他/死亡1 |
1967−12 | ![]() |
八茎鉱山におけるバンカート、レーンによる坑道掘進能率
東北地方鉱山救護訓練所第13回鉱山救護隊総合訓練を実施して ケージによる掘上について 保安東北索引表 |
石灰石の坑内採掘跡の崩壊について福島県八茎鉱山において石灰石の坑内採掘跡が地表まで陥没した事故があり、仙台鉱山保安監督部に報告があったのでお知らせします。今回は罹災者はありませんでしたが、坑内掘を行う石灰石鉱山ばかりでなく、サブレベルストーピング(中段採掘法)を採用し、採掘跡が空洞化する鉱山の保安対策の参考になるものと思います。 |
1968−1 | ![]() |
新年の御挨拶、年頭所感
「事例研究」に学ぶ 鉱山保安あれこれ 土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置法の施行について |
板谷鉱山選鉱場における「機械による」災害について1.概要チューブミルの内張作業中、前日施工分が剥離、崩落したため罹災した。 2.災害発生年月日 昭和42年10月30日8時50分頃 3.災害発生箇所 板谷選鉱場600馬力チューブミル内 4.罹災者 技術整備員 Y 死亡 同上 K 重傷 外に、請負業者(非鉱山労働者)1名死亡 1名重傷 ・・・ |
1968−2 | ![]() |
警告 重要災害の防止について
大階段ベンチカットスラリー爆薬併用について 露天掘鉱山密集地区の発破連絡について 石灰粉じんと対策について 保安技術職員国家試験規則の一部改正について |
露天掘鉱山密集地区の発破連絡についてこのたび、石灰石鉱業協会保安委員会は大分県米庄鉱山における発破による重大災害の発生にかんがみ、密集鉱山地区の発破連絡について下記のような対策を取りまとめ、その活用を会員鉱山に呼びかけておりますが、これは石灰石鉱山のみならず露天掘鉱山においては共通の問題でありますので、参考にされ保安確保に万全を期して戴きたいと思います。 |
1968−3 | ![]() |
警告 露天発破による危害防止について
大階段ベンチカットスラリー爆薬併用について(2) 昭和42年1月以降の死亡災害一覧表 金属、非金属、石灰石鉱等における事由別死亡災害状況 昭和42年の主要会議 |
田老鉱山における落ばん災害について1.概要人道兼坑井掘り上げ切羽において、さく孔作業中突然天ばん側壁から鉱石混りの岩石が落下して罹災者の頭部に当たり死亡した。 2.災害発生年月日時 昭和42年11月23日11時15分頃 3.災害発生箇所 下9番坑58掘り上り切羽 4.罹災者 さく岩員 30才 死亡 ・・・ |
1968−4 | ![]() |
昭和43年度監督指導方針
鉱業労働災害防止基本計画 昭和43年度鉱業労働災害防止実施計画 昭和43年度鉱務監督官担当鉱山一覧表 坑内排水ポンプの自動運転について |
釈迦内鉱山のフック切断災害について1.概要本災害は機関車による後押運転を少なくするためホイストを設置し、そのホイストのコース元に使用暦の不明な古いフックを取り付けズリ列車を前方に出すために列車を引っ張ったところフックが切断し、ホイストを運転中の罹災者の眉間に切断フックが当たり、罹災した。 2.災害発生箇所 第3立坑310m坑道立坑プラットより155m点 3.災害発生年月日 昭和42年11月17日 18時50分頃 4.罹災者 坑内作業員(組夫) 33才 死亡 ・・・ |
1968−5 | ![]() |
警告 雨期における捨石たい積場の管理について
昭和43年度監督指導実施要領について 施設完成届の様式について ”ビックマン”による坑井開さくについて 細脈半長孔採掘法 |
静電気による暴発事故防止のための導火線発破について尻屋鉱山吹雪により静電気が発生して電気雷管の暴発が起こることがあるので、当鉱山においては従来風速が15m/sec以上の吹雪の場合は、発破作業を中止する対策をとって来たが、導火線発破法によれば、電気雷管の暴発の危険性は激減することが証明されたので、今後は必要に応じて従来の諸対策を確実に実施した上で15m/secの吹雪であっても導火線発破を利用して冬季の作業能率の向上をはかることにしている。 |
1968−6 | ![]() |
さく孔中の残ダイ繰り当てによる災害防止について
十勝沖地震後の保安点検(捨石たい積場)について 鉱業労働災害防止計画の背景について |
松尾鉱山の倒壊物災害について1.概要コンクリートライニングを施してあるコンベヤー坑道を改修作業中に破壊して遊離していたコンクリート坑壁が倒壊して、その下敷きになり1名が死亡し、1名が重傷を負った。 2.災害発生年月日時 昭和43年2月8日 18時50分頃 3.災害発生箇所 88mL 1N5号充てん坑道 4.罹災者 XX組雑夫T (45才) 即死 XX組雑夫U (16才) 重傷 ・・・ |
1968−7 | ![]() |
局扇による風管通気計画上の考慮点について
月布鉱山におけるケービング採掘法について コンプレッサーが一酸化炭素をつくる 仙台地方鉱山保安表彰式を終えて |
細倉鉱山の出水災害について1.概要2〆目坑永久ひ下3番坑の崩落箇所改修柱崩落箇所奥部の溜水排水方法の手違いから異状出水を生じ、その一部が約1,800m離れた富士立坑1号漏斗内に流入して鉱石を流出して、たまたまクラッシャーの故障点検中の係員ほか3名が脱出しようとしたとき1名が転倒して埋没死亡した。 2.災害発生箇所 富士坑下4番坑1号クラッシャー原動室 3.災害発生年月日時 昭和43年3月20日 11時10分 4.罹災者 直轄 坑内運搬員(49才) 死亡 ・・・ |
1968−8 | ![]() |
坑内高温切羽におけるダイナマイト爆発について
鉱山災害減少5ヶ年計画を振り返って 十勝沖地震の鉱山に教えるもの |
十勝沖地震の鉱山に教えるもの昭和43年5月16日午前9時49分頃、北海道から東北地方にかけて強い地震を感じた。この地震の震源地は十勝沖で、地震の規模はマグニチュード(M)7.8と、去る昭和39年6月16日の新潟地震(M=7.5)をしのぐ大規模な地震で、「1978年十勝沖地震」と命名された。東北地方では大半が震度5〜4の強い地震が観測され、この地震の有感範囲は近畿地方の一部にも達する広範囲に及んだ。・・・ 管内鉱山においては幸いに人命にかかわる被害はなかったが、地震後続々と被害状況の報告があり、今迄経験したことのないことが判明したので、このたび管内の鉱山について震源地よりの遠近を勘案して、数鉱山を選び出し、同一項目に対する回答をいただいてこれを別紙のようにまとめてみました。 |
1968−9 | ![]() |
警告 火薬類の盗難防止について
溶解アセチレン作業について 亜炭鉱山の鉱害とその防止対策について |
おとうさんけがをしないで細倉小6年 原 盟子私のおとうさんは、さいこうのシャプナというところで働いています。私たちの家族のはしらとなっているおとうさん。私たちが願うこと、それは、 「おとうさんけがをしないで。」と、ただ一つ願うのだ。 もし、おとうさんがけがでもしたら、私たちの家はめちゃくちゃだろう。だって、私たちの家のはしらだもの。ふつうの家だって柱がなければ立たないのだ。おとうさんたちもきっと不安な気持をもって働いているにちがいない。 今は事故をなくすため、全国保安週間などをやっている。これで、事故などなくなってきた。これは私たちが喜ばずにはいられないことだ。 私もおとうさんの事故、けがをなくすため、いろいろとしてあげたい。でも私たちが朝「いってらっしゃい。」夕がた「おかえりなさい。」というひとことだけでも、「きょうもけがのないようにね。」とか「きょう1日無事で仕事が終わったね。」という意味になっているような気がします。・・・ |
1968−10 | ![]() |
警告 電気事故防止対策
花岡鉱山大石沢鉱床露天掘さしにおけるアースドリルの使用について 釜石鉱山のダルマさん運動について |
鷺合森鉱山の落ばん災害について1.概要ズリ充てん採掘切羽において、丑留支柱の根掘り作業中、片留支柱押木の根掘箇所が欠損し上磐側からズリが流出して埋没罹災した。 2.災害発生箇所 下1坑本ひ東10号段欠 3.災害発生年月日時 昭和43年5月14日 14時20分頃 4.罹災者 さく岩員 S 38才 重傷 支柱員 T 51才 重傷 ・・・ |
1968−11 | ![]() |
冬期における災害防止について
最近における請負組の災害について 第20回保安技術職員国家試験合格者発表 |
立又鉱山における側壁崩壊による災害について1.概要シュリンケージ採掘切羽において鉱石の引下げにより、人道の下ばんが崩壊し たまたま人道はしごを降りようとしていた機械夫2名が倒壊した人道枠に巻込まれて下部地並の運搬坑道の中に埋没死亡し、また運搬坑道に居た運搬夫1名も同時に埋没したが29時間後に救出された。 2.災害発生箇所 万年坑長盛ひ第4中段シュリンケージ切羽 3.災害発生年月日時 昭和42年8月30日 10時15分頃 4.罹災者 機械夫 2名 死亡 運搬夫 1名 重傷 ・・・ |
1968−12 | ![]() |
昭和43年における管内鉱山の災害状況について
AN-FO装てん中の静電気はいかにおそろしいものであるか 巻揚機の事故事例と管理について 釜石鉱業所盲立坑エレベータ設置について |
AN-FO装てん中の静電気はいかにおそろしいものであるか最近AN−FO装てん中の災害が相次いで発生している。昭和43年3月7日静岡県縄地鉱山で発生した災害(重傷2名)については、保安東北1968年6月号に掲載しているが、そのあと昭和43年5月28日栃木県吉沢石灰工業(株)で似たような災害が発生した。 |