松浦研究室(北海道の鉱山情報)

Update:1999.-3.14 2001.-1.-9

このページは、北海道在住で鉱業地理・現代鉱山史の研究をされている 松浦 純氏 のご厚意により、北海道の鉱山情報を掲示しているものです。
 

■稲倉石鉱山

稲倉石鉱山−1  稲倉石鉱山−2写真左:坑口 右:旧選鉱所

北進鉱業により稼行していたが、昭和40年〜50年頃(1960-1970年頃)に大江鉱山の支山となった。
現在は閉山し、付近は採石場となっている。

所在地:北海道後志支庁古平町
産出鉱物:マンガン
 

■光竜鉱山

光竜鉱山−1 光竜鉱山−2写真左:1号坑 右:坑口へ向かう軌道

野田玉川鉱発によって稼行中の金銀鉱山である。
戦前より採掘。昭和55年(1980年)より合同資源産業(株)が採掘。数年前に野田玉川鉱発に移転し、現在も採掘中。

所在地:北海道恵庭市
産出鉱物:金、銀
(注意)稼行中の鉱山であり、見学や鉱物採集は一切できません。

■千歳鉱山

千歳鉱山−1 千歳鉱山−2 千歳鉱山−3
写真左:旧福神沢本坑(中和澱物の坑内還元に使用) 中:旧選鉱所 右:舞鶴本坑

戦前は中島商事(現 富士重工)が稼行。戦後、三菱金属が鉱業権と「千歳鉱山(株)」の経営権を得て採掘。
昭和61年(1986年)、鉱量枯渇により閉山した。

所在地:北海道千歳市
産出鉱物:金、銀
その他:舞鶴本坑付近には「舞鶴本樋(ひ;正しくは金偏)」という鉱脈の露頭があり、銀黒鉱石、自然金がある。
 

■余市鉱山

余市鉱山−1 余市鉱山−2  余市鉱山−3
写真左:坑内排水沈澱池 中:ズリ 右:旧坑口

戦前より住友金属鉱山が稼行した銅・鉛・亜鉛鉱山である。
昭和38年(1963年)に閉山。

所在地:北海道後志支庁余市町豊浜
産出鉱物:銅、鉛、亜鉛
その他:1996年の「豊浜トンネル岩盤崩落事故」現場に程近い。
 

■明治鉱山

明治鉱山写真:黒鉱の露天掘り跡

田中鉱業が大正〜昭和初期、昭和17〜18年(1942-1943年)、27年〜29年(1952-1953年)に稼行した黒鉱鉱山。

所在地:北海道後志支庁赤井川村
産出鉱物:黒鉱(金、銀、銅、鉛、亜鉛などの複合鉱石)
 

■大江鉱山

大江鉱山−1  大江鉱山−2 大江鉱山−3
写真左:旧選鉱所 中:事務所 右:0m通洞坑

北進鉱業が大正13年〜15年(1924-1926年)、昭和6,9〜15年(1931,1935-1940年)にかけて稼行。
一旦中断したものの再び昭和25年(1950年)に再開し、昭和59年(1984年)まで稼行した。
付近には沈澱池などが存在する。

所在地:北海道後志支庁仁木村
産出鉱物:マンガン(菱マンガン鉱)、銅、鉛、亜鉛
その他:酸化して真っ黒い石を割ればだいたい菱マンガン鉱で、方鉛鉱・閃亜鉛鉱を含んでいる。
 

■鴻ノ舞鉱山

 鴻ノ舞鉱山−1 鴻ノ舞鉱山−2写真左:慰霊碑 右:坑排水処理施設

選鉱所等の施設が廃墟となり残存している。市の史跡となっており、見どころが多い。

所在地:北海道紋別市
産出鉱物:金、銀
 

■下川鉱山

下川鉱山写真:旧選鉱場

昭和16年(1941年)頃から三菱鉱業が採掘、子会社化を経て昭和58年(1983年)閉山。
キースラガー鉱床を採掘した銅鉱山である。

所在地:北海道上川支庁下川町
産出鉱物:銅
その他:写真の選鉱場は現存し、内部も当時のままであるという。
 

■国富鉱山

国富鉱山写真:旧選鉱・製錬施設

明治42年(1909年)〜昭和6年(1931年)、昭和10年〜20年(1935-1945年)まで採掘された黒鉱鉱床の鉱山である。
当山は製錬設備を有し、北海道の各鉱山から鉱石が集まった。
鉱石採掘を終えた後も製錬業務は継続された。

所在地:北海道後志支庁共和村
産出鉱物:黒鉱(金、銀、銅、鉛、亜鉛などの複合鉱石)
 

■手稲鉱山

手稲鉱山写真:旧星置選鉱場

明治中期の探鉱から、昭和6年(1931年)に個人が本格的採掘に入る。
昭和10年(1935年)に三菱鉱業により買収され、戦中は鴻ノ舞鉱山並ぶ有数の金銀銅鉱山となった。
終戦後規模をきわめて縮小し、子会社が昭和46年(1971年)まで稼行した。

所在地:北海道札幌市
産出鉱物:金、銀、銅
その他:静岡県の河津(蓮台寺)鉱山に並ぶ「テルル鉱物」で著名な鉱山である。


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