Yanahara Mine<柵原鉱山>
柵原鉱山は岡山県東部の山間に位置する鉄鉱山である。硫化鉄を採掘していたが、平成になってから閉山された。
現在はベンガラ工場などが操業しており、「鉄」産業が健在である。しかし鉱山で栄えた町には翳りが見えはじめている。
ここは業務を行っているため立ち入って内部を見学するのは難しいが、片上鉄道柵原駅跡に立てば鉱山施設は目の前である。

鉱業所全景、といっても奥はもっと広い。 北側から見た鉱業所風景。

柵原駅ホームから見た選鉱施設。 鉱石積み込み口にはすでにレールはない。

■中央堅坑
中央堅坑の櫓は鉱山のシンボルだ。

中央堅坑には508mmと762mmの3軌式軌道が敷設されていた。こちらは508mmのみ。
■片上鉄道
柵原鉱山の鉱石輸送は、瀬戸内海に面した「片上港」まで1067mmゲージの鉄道によって行なわれていた。鉱石輸送だけでなく一般貨物・旅客輸送も行っていたが、鉱山と運命を共にした。

片上駅で機関車を整備する職員。 貨車がたむろす片上構内。
■周辺地図

■交通
JR山陽本線和気駅からバス「片上病院前」行き乗車、終点下車徒歩5分。(所要:約90分)
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