Osarizawa Mine<尾去沢鉱山>




荒廃した山容。尾去沢鉱山は、江戸年間から銅を採掘し、明治以降日本を代表する銅山の一つに数えられた。
その代償というべきか、失われた山の緑は、今世紀中は復活しないであろう。
しかし、この鉱山の果たした功績、日本の産業に印した足跡は、なおも大きい。

現在は、鉱山をテーマにした「マインランド尾去沢」として、鉱山の歴史と未来を学ぶことができる。



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尾去沢鉱山跡の全景。

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広大な敷地の一部は観光客用駐車場になっている。マインランド尾去沢の目玉は観光坑道。

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坑口を入ると巨大な地下世界である。1時間以上かけて巡る地底世界は見せ場がいっぱい。

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坑内では、尾去沢鉱山が発見された時代のエピソードや江戸時代の採掘風景が見学できる。しかし何といっても圧巻は閉山直前の、つまり”現代の鉱山情景”の展示であろう。食堂でくつろぐ坑夫たち・きびきびした点呼風景・動く坑内電車など、一般人がなかなか見る事のできない「鉱山の姿」を堪能できるだろう。

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坑内は至る所に、坑内電車やトロッコが。


昔は、JR花輪線の駅まで「馬車軌道」があったという。そのトンネル跡がランド内に残る。



(交通)JR花輪線 鹿角花輪駅からバスまたはタクシーで約20分。


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