Oomidani Mine<大身谷鉱山>



大身谷鉱山は兵庫県中部に位置する金山であった。比較的最近まで(昭和60年;1985)まで操業していたが、知名度は低い。どの程度の産出量があったのかわからないが、閉山時は細々と採掘していたに過ぎないのだろうか。
位置的には「明延鉱山」の南隣であり、鉱物資源の豊富な地域である。付近(宍粟郡)には鉱山跡も多い。
大身谷鉱山は2つの鉱区からなり、南側と北側に分かれる。名称は何と呼ばれたか判らない。南側鉱区は最後まで操業していたと思われ、設備が比較的良く残っている。500m程離れたホッパーまでは軌道で結ばれていた。(軌道跡が残存)
北側鉱区はすでに環境保全工事?が終わっており、坑口はしっかり閉ざされていた。

    
南側の坑口付近は雄大なズリ捨て場が広がっている。

    
ズリの斜面には捨てられたトロッコの残骸が... 坑口は崩落していた。

    
鉱車の検査場だろうか。ガイドウェイのついた軌道が残っている。

    
建物の中は操業当時のままだ。        書類の山が残る事務室。


大身谷鉱山エリア概略図

大身谷鉱山概略図

 1キロほど北にもうひとつの坑口がある。


大身谷鉱山周辺地図

交通

中国道高速バス「山崎インター」下車。山崎バスセンターから横山行きバス乗車約1時間、横山(終点)下車徒歩1時間。車なら山崎ICから大屋町(明延)方面へ向かい冨土野(ふどの)トンネルの手前を左折するとすぐ。

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