Hosokura Mine<細倉鉱山>

細倉鉱山は、1100年もの歴史を誇る日本有数の鉱山である。坑道の総延長は何と500キロ、最深部は海面下310メートルに達するという。
惜しくも昭和62年(1997年)に閉山となったが、開発当初から金・銀鉱山として栄え、近年では鉛・亜鉛を主として採掘していた。
もっとも、鉛・亜鉛鉱床に金・銀などの資源は多く含まれているため、主要産出鉱物に名を挙げていない"隠れ金山"であった可能性は大きいのである。
現在、細倉鉱山では製錬業務のみを行っているが、坑道を利用したテーマパーク「細倉マインパーク」がオープンして人気を集めている。他に、鉱山の歴史や鉱物標本を展示した「鉱山資料館」も公開されている。


■製錬工場

 
閉山当時の細倉鉱山・製錬所風景(絵葉書から)  現在の「細倉鉱山」正門。

 
採掘こそ行っていないが、活気ある製錬工場の光景は魅力的である。


■細倉マインパーク

 
製錬所から北へ少し歩くと"マインパーク"がある。丘陵地を利用したスライダーパークなど野外遊戯施設もあるが、目玉は「観光坑道」。入口は地味だが、中に入ると広大な「地底王国」が広がっている。

 
坑口を入ってしばらくは、現代の採鉱・運搬などの展示が続く。たくましい坑夫の息吹が伝わってくるようだ。

 
当時の掲示物・詰め所なども残されている。柵の向こうにはちょっと見づらいが"ケージ"(立坑エレベータ)があり、人形の坑夫が乗っている。

 
坑道の様子を再現した模型は、斜坑インクラインや鉱石列車が動く。

この先は一段下部の坑道へ降りていく。大地の深部に近づいたようだ。そこには「地球の誕生」「生命」「神秘との出会い」など幻想的な展示が続いており、"子宮内体験"や"石の音楽演奏"など様々な体験ができるのである。


■砂金採り体験

細倉鉱山が実は"隠れ金山"であったことを証明するものが存在した。
「砂金採り体験場」である。
ここでは誰でも「パン(お椀)」を借りて砂金採り体験ができる。(有料)
採った砂金はカードにしてくれるのだ。
坑内限定オリジナルグッズも見逃せない!?
 
 
 
 
 

(写真はパンフレットから転載)
 


■鉱山資料館

 
鉱山の歴史・鉱物の知識を体系的に学びたいなら、こちら「鉱山資料館」を訪ねるとよい。鉱山操業当時のスライド展示・製錬過程の説明・全国から収集した鉱石展示など、興味は尽きない。屋外には鉱山車両の展示も。


■くりはら田園鉄道

 
鉱山で栄え、鉱山と運命を共にした「栗原電鉄」。現在、第三セクター化されてかわいい列車が走っている。屋根には"カンテラ"風の飾りつき。「細倉マインパーク前」駅には、古い電気機関車が展示してあった。


■周辺地図


 

■交通

くりはら田園鉄道、細倉マインパーク前下車。 または 東北道築館I.C.から車で30分。


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