伊豆天城鉱山
西伊豆・土肥金山の背後にそびえる天城の山中には「持越鉱山」「清越鉱山」などの金銀鉱山が最近まで操業していた。
「伊豆天城鉱山」もそのような鉱山のひとつである。
(正確な資料がないため、実際に金銀鉱山であったかは定かではないが..)
坑口もはっきり残っており、比較的最近まで操業していた様子が伺える。
以下、実地探査を行った稲葉陽一氏の文章を引用させていただく。
鉱山の手前の川を渡ると、まずBL庫があります。
そこから線路敷とおぼしき道が続き、もう一度川に当たったところで、ちょっとした広場になっており、何か建物が建っていた跡があります。
そこの川を渡っていた木橋は半分流失してしまっています。
川を渡ると(登山道になっているらしく、簡単な橋が架かっているので渡れます)、また線路敷らしき道が続き、ズリが見えてきます。
そこをさらに進むと、小屋と、簡単な作業場があり、そこには坑木輸送用とおぼしきトロッコが1両放置してあります。
またそこで沢をまたぐのですが、木橋の中央部分がこれまた流失してしまっています。
が、レールはつながっています。
渡ってすぐに坑口があります。
小屋の中にはサンプルとおぼしき鉱石が放置してあったりしたそうで、それに付いていたラベルからすると、鉱山は結構の規模があったではないかと推測されるようである。

トロッコ線路がはっきり残り、小屋の中にはバッテリー機関車が残されていた。
■周辺地図
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なお、乗用車では行けない場所であるそうです。(途中から四輪駆動車か徒歩となります。)
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